面会交流支援の概要

■お子さんの人見知りが激しい場合、面会交流の場に『安全基地』である同居親さんの同席をお願い致します。

『安全基地』とは、子どもにとって心地よい安定や保護などを保証した愛着対象(主となる養育者)を意味します。

子どもが愛着を求めて養育者の所に戻った際に、安定した情緒関係が感じられると、再度子どもは外の世界を探検するようになります。

この時、養育者が不安定であったり、不在であったりすると、子どもは不安を感じるようになり、それが継続的に、かつ極度に繰り返されると、発達的に悪い影響を受けやすくなるとされます。

よって、父母同席をお願いした際は、くれぐれも穏やかな対応を心掛けてください。

辛いときや嫌なことがあったとき。

愚痴をこぼしたくなるとき。

そんな時こそ、身近にいる現場スタッフに遠慮なくご相談ください。

宜しくお願い致します。

別居親とお子さんの面会交流が安定しましたら、同居親はスタッフの指示に従い、その場を離れ、近場で待機をお願い致します。
(付き添い型)

■面会交流場所は、動物園や公園等の公共施設の他、父母どちらのご自宅でも対応致します。
(付き添い型)

■久しぶりの面会交流にて、お子さんの成長した姿に戸惑いを覚えたら、付き添っているスタッフにご相談ください。
(付き添い型)

■面会交流の後、お子さんに赤ちゃん返りなどの通常と異なる行動が出でも同居親さんは慌てずに、しっかりと受け止めてください。 不安な時は、いつでもスタッフにご相談下さい。

■利用者の精神的葛藤や負担に寄り添い、必要に応じて傾聴を行います。(相談は30分まで無料。30分経過後は、30分毎に2500円+消費税 の利用料金が発生)

■必要に応じては、父母とお子さんの各々に臨床心理士のカウンセリングを受けて頂きます。(有料)

カウンセリングについては、コチラをご覧下さい。


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面会交流の注意事項

子どもの健全な育成のために面会交流をするのであれば、父母は互いに礼節を重んじるようお願い致します。

【礼節】 礼儀と節度。礼節の意味は相手に敬意をもって行動することです。お互いが敬い合い、人間として他を害することなく、節度ある生き方をしていくための作法を意味いたします。

面会交流に第三者の介入が必要となる関係性の相手に礼節をもって相対せと言われても無理だと仰られるかもしれません。

けれども、皆さんは父母として子どもに礼節を教えていかなければならない立場なのではないでしょうか?

よく、ネット上に面会交流のことについて書かれていらっしゃる親御さんがおられます。

けれども、離婚した背景にある互いへの蟠りが燻ぶるうちは、ネット上に面会交流についての書き込みをしないでください。

何故ならば、大抵が『相手を許せない』『子どもの親面をしていて腹立たしい』『こっちの気持ちも知らないで好き勝手なことを書き込むな』『こっちには、こっちの言い分がある』などのマイナス感情が露わになるからです。

ネット上にある面会交流の多くの書き込みが、とてもとても面会交流に前向きな書き込みとは言えません。

ネットは不特定多数の人たちが閲覧できます。

ということは、相手の方の目に触れてしまう可能性も高いということになります。

また、住居所在地が近かったり、行動範囲が近かったり、共通の友達が多い場合、絶対に相手の悪口を言わないよう心がけてください。

何故ならば、人の口に戸は立てられないというように、回りまわって相手へ伝わってしまう可能性が高く、『お前に対する愚痴を聞かされたよ』的な感じで相手の耳に入ってしまう危険性があります。

自分に対する誹謗中傷が書かれたものを目にしたり、噂が耳に入れば、当然ながら良い心持はしないでしょう。

離婚という区切りをつけて、これからは父母として新たな関係性を作りましょうと言われたところで、空々しく聞こえるだけです。

子どもの父母という立場に立つことを忘れないでください。

夫婦が離婚しても、子どもにとって実父はひとり。実母もひとり。

自分の親を蔑にされるのは、子どもにとって、とても悲しく悔しい。

そんな思いを皆さんも一度や二度感じたことがありませんか?

思い返せば子ども心に自分の親を馬鹿にするなと怒った経験が誰しもの中に少なからずあるのではないでしょうか?

ましてや、父母がお互いに相手のことを悪く言えば、子どもは本当に嫌です。




頭では、わかってはいるけれども、それでも心は・・・・

暗い思いを、どうしても吐き出したいのであれば、私たちがお聴きいたします。

第三者の支援を入れるということは、父母間の信頼性がない関係から面会交流がスタートするということ。

是非、細心の注意を払いながら、疑心暗鬼に雁字搦めにならないよう、お互いに努めて頂きたいと願います。

礼節を重んじさえすれば、互いを見る目が変わってきます。

変わってくれば、自ずと相手を信頼する心も回復してきます。

そこで初めて、心から子どもの父母として向かい合えるようになるのではないでしょうか。

どうぞ、宜しくお願い致します。




面会交流の時に限って、子どもが体調を悪くする。


子どもが体調を崩したので面会交流の日程をずらしてほしいと同居親さんが言うと、別居親さんは、上記のような疑念をぶつけてきます。

7歳までは神の内、というように、低学年までは急に体調を壊すのは珍しいことではありません。

でも、月に一度か二度しか我が子に会えない別居親さんにとって面会交流の日は心待ちにしていることもあって、急なキャンセルになると、どうも、同居親さんの養育怠慢、体調管理不行き届きなのではないかという疑念を持ちやすくなるようです。

同居親は、別居親からそういうことを事細かく、まるで重箱の隅を突くように言われるのが嫌で子どもの体調管理に気を使って、それでも子どもに熱を出されてしまい、また別居親から『こんなにも頻繁に体調を崩すのは、同居親の養育に問題があるからだ』と文句を言われる。

で、面会交流がうまくいかなくなってしまう。

という話を、よく聞きます。

これは、信頼感の欠如がもたらす結果です。
まずは冷静になりましょう。第三者として客観的に見れば、養育に気を使っているからこそ、子どもの些細な体調の変化に気が付いて、様子をみたいので面会交流の日時を変更したいと言ってくれているだけです。

それとも、体調が悪くても別居親と面会交流をする方が、子どもの健全な福祉だと言われるのでしょうか?

同居親さんは別居親さんに子どもを会わせないとか、代替え日を用意しないとか言っているのではなく、子どもの体調が悪いので様子を見させてほしいと伝えられているだけなのです。

父母の関係性が悪ければ、その狭間に立たされる子どもは病気よりも精神的にまいってしまいます。

本当に子どものことが気になるのなら、『子どもの体調はどうですか? 同居親さんも看病が大変だと思いますが宜しくお願いいたします。何かあったら、いつでも相談してください。子どもにも私が早く元気になるように祈っているから、ゆっくりと休むようにと伝えてください』と、伝えると良いでしょう。

相手を思いやることを積み重ねていくことで、一度、失った信頼感も、もう一度育まれていくのではないでしょうか?

子どものため子どものためと言いながら、相手を否定するのが本当に正しいことなのか。ご自身の胸に手を当てて考えてほしいと願います。





面会交流実施のルール


まず、家庭裁判所の製作ビデオ「子どものための面会交流に向けて」をご覧ください。



如何でしたか?

このように父と母と子どもとの間には、互いに礼節が必要となります。

しかし、離婚する間柄ですから、初めは、なかなかうまくいかないのも人の心。

面会交流支援を受けながら、面会交流という育児のコツを覚えてください。



■面会交流日程の調整

先ずは、お子さんの予定、父母の予定を出して頂いて、スタッフの予定と調整致します。
尚、病気や行事延期等のやむを得ない事情が発生した場合は、代替え日の設定を宜しくお願い致します。

■同席者

付き添い型の場合、お子さんの父母の同席は可能です。
祖父母の同席は、ご遠慮ください。
祖父母の育児は一段落され、お子さんたちは立派に育ち、新たな家族を築きました。
あなた方のお子さんたちが親となり、育児をする番なのです。
離婚により、崩れてしまわないように親子の関係性構築が最優先となります。
あらかじめ、ご了承置きください。
只し、考慮すべき事案がある場合は、ご相談ください。

■写真・ビデオ撮影

ご自由にどうぞ。
只し、あくまでも成長記録としてです。
係争中の場合は、契約書規定の厳守を宜しくお願い致します。

■プレゼント

誕生日や記念日等のプレゼントは支援者を通して事前に相談してください。
普段のプレゼントは1000円以内にお願い致します。

■禁酒

飲酒は厳禁です。
酔った状態での面会交流も禁止です。

■支援の中止

下記が発生した場合には、面会交流支援を中止し、以後一切の支援をいたしません。

●人や物に対する暴力、 配偶者暴力防止法に違反する行為
http://www.gender.go.jp/e-vaw/law/haibouhou_pdf/140527dv_panfu.pdf

● 連れ去り、または連れ去りを企図するなどの未成年者略取及び誘拐罪(刑法224条)に値する、あるいは準ずる行為

● お子さんの発言を情報源にした ストーカー規制法に違反する行為
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/stoka/stoka.htm

●その他、別途契約書に定める事項への該当



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