ADRくりあの流れ

注1:「ADR相談」はADR期日の前に、申立人と相手方それぞれ実施可能です。調停期日中でも任意で利用することができます。
注2:相手方が応諾しない場合は、手続き終了となります。合意に達することができない場合は、手続き終了となります。
注3:利用料金はこちらをご確認ください。びじっと利用者の相談は「傾聴料金」でお受けします。

 

ADRくりあの対応範囲

調停手続きを利用して、以下の問題に関するお父さんとお母さんの話し合いを支援します。
親子交流・養育費・家族関係調整等(これらに関連する金銭紛争を含みます)  

STEP
ADR相談

初回期日前のADR相談で、申立人・相手方それぞれが、気持ちと課題を整理します。任意ですが、早期解決につながるため利用をお勧めしています。ADR相談は相談員研修を受けたびじっとスタッフが対応します。相談スタッフは調停に関与しないため、調停戦略を気にせず利用することができます。ADR相談は、調停が開始された後でも利用することができます。

ADR相談はZoomでのオンライン面談で行います。費用は通常の「相談」と同じです。「相談申込」からお申し込み下さい。

STEP
申立

調停を希望される方は「調停申立書」からお申し込みください。調停申立書では以下の点を記入いただきます。調停では、申立てされた方を「申立人」と呼びます。
・現在の状況  
・調書、合意書、審判書⾯の有無  
・びじっと利用の有無
・申立ての趣旨(求める結論)  
初回相手方事務手数料負担に関するご意向 調停申立書の内容を確認し、2週間以内にADRくりあより受理/不受理をメール連絡をいたします。

STEP
応諾

申立人から得た「申立ての趣旨」を含む申立て情報を相手方へお送りし、相手方が調停に応じられるか否か、応諾意思を確認します。応諾意思確認は郵送またはメールでおこない、申立人への受理連絡後、2週間以内の意思確認をめざします。

 相手方が調停に応じられない場合は、その旨を記載した文書を申立人へ送付し、調停手続きは終了となります。
 相手方が調停に応じられる場合は、初回期日(調停を実施する日)を日程調整します。

STEP
調停期日

当事者が「びじっと会員」の場合は、調停に先立ちびじっと→ADRくりあ調停人へ「ADR支援連携プラン」が実施されます。これまでの支援履歴や交流状況の概略が共有され、当事者が調停人に当初のいきさつから状況を報告する時間を短縮できます。 調停は原則として「オンライン調停」でおこないます。場合によっては対面式で行うこともあります。 申立人、相手方、調停人2名の計4名がZoom上で話し合います。話し合いの形態としては以下の2種類があります。

【同席調停】4名がZoom上で同席して話し合い、調停手続きを進めます。
【別席調停】Zoomの機能を利用して、相手方を離席させた状態で調停人が申立人から主張及び意見を聴き,次いで申立人を離席させた状態で相手方の主張及び意見を聴くことを繰り返す方法で調停手続きを進めます。

調停日時は申立人・相手方・調停員の間で調整します(平日土日祝日可、開始時刻8:00~20:00の間)。1回の調停時間は平均1時間半程度です(状況により前後します)。 双方が合意に達した場合は次に進みます。もう少し話し合いや確認が必要な場合は、次回の「調停期日」を取決めます。 これを繰り返して、双方の合意を形成していきます。 ADRくりあでは、5回以内の期日、または3か月以内の期間での合意を目指しています。一般的に別席調停の場合、同席調停よりも多くの期日日数が必要となります。

STEP
和解調書・特別和解合意書の作成

双方の合意に基づき、和解調書・特別和解合意書を作成します。作成した和解調書は、申立人、相手方、ADRくりあの3者がそれぞれ保管します。 必要に応じて、公正証書の作成支援も可能です。

お子さんにとって、お父さんお母さんにとって、よい合意が成立することを目指してまいります。