学校関係者の方へ
学校教員やスクールカウンセラーのみなさまへ
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両親の離婚、別居によって、子どもが離れて暮らす親と会うことを「面会交流(親子交流)」と言います。私達一般社団法人びじっとは、面会交流のお手伝いをしています。
①面会交流とその現状
親が離婚すると、子どもは一方の親と離れ暮らすことになります。離れて暮らす親と会えない子どもは、現在離別家庭の60%以上、毎年推定13万人発生しています。
両方の親に愛されていると実感することは、子どもの健やかな成長に不可欠です。法務省のウェブサイトでもその重要性が説明されています。
▶法務省-面会交流
夫婦としては離婚(別居)することになったとしても、子どもにとっては、どちらも、かけがえのない父であり母であることに変わりはありません。
子どもの権利条約第9条でも、「親と引き離されない権利」が保障されています。
このように、面会交流は子どもにとって大変重要ですが、両親の間で心の葛藤が高い場合、当事者間で面会交流を行うことは難しいことです。
子どもは、離れて暮らす親に会いたくても、親になかなか言い出せないことがあります。親も、面会が子どもにとって良いとわかっていても、さまざまな事情を抱え、行動に移せないことがあります。
子どもの安全基地である学校で、子どもや親から面会についての相談を受けた場合、親が面会に前向きになれるよう、面会交流の子どもに与える影響を伝えることが大切です。
②面会交流支援団体について
面会交流支援団体は、葛藤の高い両親の間に立って、面会の日程を調整や、面会付き添いをおこなうことで、面会を実現しています。各地に様々な支援団体がありますので、必要に応じ支援団体をご紹介ください。
▶びじっとパンフレット
学校と支援団体が協力し、子どもたちの健やかな成長を目指していければと願っております。